カーボンプロペラシャフト:
トミタカカスタムはアメリカのドラッグレース協会NHRAの強度テスト基準をクリアした製品です。
テストはトルク、捩れ、歪みが正確に計測できるものを使い、静止状態でトルクをかける方法と反復ストレステストの両方が計測されます。プロペラシャフト(ヨーク、フランジ含む)に静止状態で最大値387kgmで10秒間その状態を保つとされます。サイクルトルクテストは片側の回転方向に2500FTLB(345kgm)を掛け反転して1000FTLB(138kgm)のトルクをかけます。これを毎分3-5回行い合計25回行います。両方のテストでチューブとフランジのクラックの目視点検や捩れ、シャフトの伸びを計測します。
基本的に捩れ、伸び、タワミ、クラックが生じた場合は検査に合格しません。
プロペラシャフトのクリティカルスピード
(ある高回転域からシャフトが撓みと振動が始まるスピード)、短いシャフトのほうがクリティカルスピードが高い。長いシャフトはこの点において不利。 この目的でノーマルの量産型車両には短い2本組みシャフトが採用されているが、2本組みシャフトは回転の抵抗が大きいため、レース車両向きでない。カーボンやアルミシャフトはクリティカルスピードがノーマルのスチールと比較して遥かに高く、特に慣性重量が小さい。カーボンやアルミシャフトは、このような内容から加速の向上やブレーキング性能、スムースな挙動に改善する目的で周回レースで使っているチームは多いのです。 |